プロセス
いい建築をつくるには、何といっても幾重ものシュミレーションがだいじだ。 建築の設計が出来るまでには様々な過程を経る。 敷地の条件や建築主の希望がまず出される。 可能なボリゥムや形態がまず浮かび上がってくるわけね。
なお様々に湧いてくる欲望や条件や役所の手続きやらとも格闘しながら、次第により満足度の高い美しい姿をした建築に練り上げられていくんだ。 すごいね! けど、それは建築家が関与した場合の話だ。
こうして、建て主にうれしい建築空間が誕生するわけだね。
その、プロセスの結果として、眼にみえる夥しいスケッチや下図のたぐいが残されるというわけだ。
「建築は結果が大事なので、過程はどうでもよろしい。」ですと? なるほど! そういう言い方も然りだね。 が、その過程を省いて、いい結果はついてこないのも、さらに確かなことなんだ。
今言ったように、いかに満足な建築が出来るかは、あとになってはどうでもよい筈の、“鍛造の過程”であるけれども、その詳細は各プライバシーに属すること。 ここでは、抜け殻であるスケッチをお見せするので中間はあなたの空想にお任せしよう。
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