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  東京駅まで延伸

 東京・秋葉原とつくば市(58`)を45分で結ぶ予定の都市高速鉄道「つくばエクスプレス」が、東京駅まで延伸される見通しとなった。大深度地下利用法の活用による事業費削減などで、建設主体の第三セクター「首都圏新都市鉄道」に出資している関係自治体の追加負担の圧縮が可能になったため。また、当初予定より半年早い05年秋に開業する目途が立った。
 関係者によると、延長区間約2キロ。地下40メートル以上の大深度地下にトンネルを建設することで用地買収が不要になり、約1000億円とみられた事業費を大幅に削減できる。
 東京駅では丸ビル地下部分と接続する。新幹線や京葉線などへの乗り換え時間が短くなり、利便性が向上するという。延伸の時期は未定。葉梨信行衆院議員が10日、水戸市内で「昨年末、出資都県の知事から理解を取り付けた。東京駅接続で年間約50億円の増収が見込まれ、3セクの収支改善に資する」と語った。

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