建築の試み  戻る 思考の断片
 
実践例として   



 
 
  筆耕の材料





















           宙に浮くカエル
                          ↑  写真 輿水進 

        建築で実践
 建築 実現した建築に、偽りは存在しません。設計は間違いなく“実現”できるための計画、つまり思索のことです。

 設計 偽らざる設計の“実践”により“建築”されたとき、その設計が偽りでなかったことの確信も得られます。

 著作家の方へ 次のコーナーで、実践の例を専門である建築でご披露させていただきます。建築家が設計をおうけしたら、実現できると確信できるものを、予め絵として施主のかたにお見せしてから、設計図として完成させます。
 設計図に描かれたことも、偽りや嘘の場合は“実現”させることはできません。実践はその正直な結論です。

 読まれたら憎まれるであろう著作であってもも、真実を貫こうとするものは 名著にふさわしく のこされるべきでしょう。  
 
 

    思考録を少し

   有り余った時を費やすために、わたしもよくカフェに出かけ、ゆ  ったりとソファにかけて物思いにふける。
  
    誰かが、世界の始まりはビッグバンだと言った。満天の星す   べては本来よりも赤みがかっているのが観測される。これがこ   との発端だった。これは赤方偏移と呼ばれ、赤方偏移を起こ    すのは星が遠ざかりつつあるために光の波長が伸びて起こす   “ドプラー効果”による、と説明されている。野原を行く汽笛が、   過ぎ去りざま、音程を下げるあの現象である。

    一旦こう説明されると、それは違うと申し立てる科学者は一    人もいない。なぜ申し立てることができないのかといういきさつ   は、色々とあろう。


                      (編集部)