だれでも解る
――光速の法則とその解説――
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光速の法則 |
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第一法則 光速の重力場法則
光は重力場を背景とし、この背景に対して常に光速cで伝わる。
cの値は重力場の強度によって不変ではない。
第二法則 重力場分配の法則
ある空間における光の背景速度はその重力場をつくる物体らの運動速度を、各物体から及んでいるニュートンの万有引力則における万有引力の比で按分されたベクトル和として与えられる。それはそれらの物体の最も速い速度を超えない。
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ここに用いる用語について、光の「背景」とは、光がどの方向にも等しい速さcで進む空間を意味し、従来呼ばれている「エーテル」と理解されてよい。文中それと異なる「背景」と与えたのは、アインシュタインの特殊相対論の説明に用いられた「エーテル」との混同を避けるためである。
また、第二法則による背景速度V0Cの定量には次式で与えられるだろう。
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V0C |
=Σ |
Gmiυi |
/ |
Σ |
Gmi |
ri2 |
ri2 |
(m;物体の質量 r;その物体までの距離 υ;物体の運動速度)
ここで万有引力常数Gは真に不変であるなら、式中約分によって消去され無用のファクターになると思われるが、あえて式中に置くのは、Gが物体までの距離に応じて相異する可能性を完全には否定できないからである。
背景速度の正体
光速が何に対してのものであるかを示す、その背景というべきものが“光の静止座標”である。その静止座標はどのように決まり、したがって、われわれはどのようにしてそれを求めたらよいだろうか。もしわれわれが、ある速さで走る船上にいて、船上で玉をある速さで転がせば、その玉は岸に対しては川と船の速度にわれわれが船上で玉に与えた速度を単に加えた速度として持つだろう。船は流れる水の上に乗る物であり、玉は動いている船の上に乗って転がるものだからである。
しかし、いくつかの動きを持った水の塊(流れ)が混じりあう場合の速さは、それらの運動速度の単純和というわけにはゆくまい。
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