(常識論)
図2のように、光が光源を出てアーム長Lの先にあるミラーに到達するまでにt秒要したとすると、L=ctであろう。
系がυの速度で運動しているときは、同じ向きの光がミラーに達するまでに走る距離はアーム長よりもυt1だけ余計に必要で、 ミラーからの戻りは逆にυt2だけ短い。
すると、往きの光が進んだ距離は
c t1 = L+υt1 ………①
であって、アーム長Lは光の相対速度c1でt1秒間のL= c1t1だから、①式は
c t1 =
c1t1+υt1であって
c1 = c -υ …………②
となる。帰りの相対速度は同様にして
c 2
=
c +υ …………③
となる。
表1
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