空間論 | 空 間 論 存在への奇跡
われわれはどこから生まれてきたのか、生まれてきた結果のこの空間とは何か |
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音波は空間に広がった媒質中を伝わるけれども、物理学的に表現するには、やはり紙面に描かれる。実際の媒質は静止した空間(静止座標)にあるが、記述上は紙面に描かれる。紙に対する速度(速さ)として記録されるため、しばしば錯覚を呼んだ。 いまの物理学において、光の速さは空気や空間に対する速さではない。まして、紙に対する速さでも、むろん、ない。静止空間を定義づけることもできていない。極めて曖昧で、何を基準にしているのか判らない状況にある。なぜこんなことになったのだろうか。 率直に言うなら、ドイツ生まれの米国人、アインシュタイン博士が言い出した 相対性理論が原因になっている。その功罪はともかく、理論の基盤は“光の速さは勝手な運動をしている誰から見ても常に
c (c≒30万㎞/sec)、つまり不変である”に置かれる。はなはだ奇妙である。さらにそこから導かれるという奇妙な結論の数々は、悪い冗談としか聞こえないものである。驚くなかれ、大学で有力な多くの教授たちが、これで正しいと信じているらしい。 本版ではすでに相対性理論を超え、何が正しいのか、静止座標はどこにあるのか、物はいかにして存在したのか、それらが整然と理解されようとしている。ややこしいものではない。“空間論”を 若き諸君に捧げたい。自ら考えようとする諸君こそが、より正しい物理学をこれから切り開いてくれるにちがいないから。 |
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