MGP実験は、1887年の よく知られたマイケルソン・モーレィの実験とはちがって、1925年、エーテルの存在を確かめるために、マイケルソン=ゲイル=ピアソンらによって米国イリノイ州で実際に行われ、光の相対速度の存在を決定的にした実験です。
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M・G・P実験
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図1
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観測地の自転角速度は?
図2は空気の抜かれたチューブを半径Rの円環状に組んで水平にしっかり地面に固定してあります。実際には図1に示すような実験ですが、理解の容易のために、円環にて考察しましょう。実際には図1に示すような実験ですが、理解の容易のために、円環にて考察しましょう。
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図2
そうしますと、この円環は地球自転と共に回転していますから、大半の人はこの施設も1日当り360度回転すると思われるのではないでしょうか。実際には必ずしもそうではないんです。
図3
図は直線ONQを軸として角速度ω0で自転する地球であるとしましょう。緯度θにある観測点P1が地球自転のために1秒後にはP2を通りかかったものとします。 |