質量Mの物体は絶対静止に対してVなる速度をもっているとし、質量mの物体は、同じくυ0なる速度をもっているとする。これらの運動エネルギーの総和は絶対静止空間に対し
(1/2)MV2+(1/2)mυ02 =EK…4‐④
と保存される。両者の速度差V-υ0を相対速度υで表わしV-υ0=υ ………4‐⑤
とすると、④式は
EK=(1/2)M(υ0+υ)2+(1/2)mυ02
……4‐⑥ あるいは
=(1/2)MV2 +(1/2)m(V-υ)2
………4‐⑦
すると、mからMの運動エネルギーみると、⑥式でυ0=0とおいて
EK=(1/2)Mυ2 ……4‐⑧
Mからみるときは⑦式のV=0とおいて
EK=(1/2)m υ2 …4‐⑨
と見えるだろう。
――表――
|